「私はあなたがたのイエス・キリスト、肉体を持って生まれました。」
「神の目から見れば、聖なる愛に基づいて形成された良心は正義とされます。これらの人々は戒めを受け入れ、徳ある生活を追求します。もし聖なる愛がすべての美徳の根底となっていないなら、妥協が忍び寄り、その破壊的な影響を始めるでしょう。」
「妥協の構造は常に自己中心的です。その考え方はこういうものです：『私はこれで済む；後ろめたいことはない；これは私が望んでいるから、取って──使う。』これがなぜ過度な自我愛が魂の敵であるかを示しています。過度な自我愛は何か世俗的な報酬に焦点を当てますが、聖なる愛は神と隣人を仕えることを求めます。」
「魂が聖性を求めても、自分自身の過度な自我愛から離れることができない場合、こういうことになります。聖性は木の高い枝にぶら下がっている美しいリンゴのように見えます。聖性を求める魂は登攀を始めますが、妥協が忍び寄ってきます。樹半ばで魂は滑り落ち──「リンゴ」や聖性に達することはありません。「良い知らせは、彼はいつでも再度の登攀を開始できるということです。」
「魂は守護天使を利用して、「正しい方向への」助けを求めることを忘れないようにしなければなりません。それは恩寵が「リンゴ」を魅力的で美味しくするからです。誰かは木を見過ごしますが、全く気づきません。他の者たちは「リンゴ」を見ますが、手に入らないと考えます。また別の者たちはいつも登攀を始めるものの簡単に失望してしまいます。それぞれの天使は魂が個人的な聖性の「リンゴ」へ達する努力を助ける準備があり、願っています。」
「この木は聖なる愛であり、各枝は魂が登攀でより高く昇るのに役立つ美徳です。もしこれらの枝──美徳──が聖なる愛によって強固であるなら、それは堅実な支えを提供します。枝に休む小鳥たちはあなたの隣人であり、あなたは喜んで彼らを助けます。」
「美徳や枝をつかみしっかりと持ち続けながら、個人的な神聖さという目標に向かって登る必要があります。サタンはしばしば木に妥協の強い風を吹かし、あなたが滑り落ちてしまうことを望んでいます。目標を達成するための堅固な決意と天使からの助けにより、あなたはしっかりとつかまっていられるでしょう。」
「目を心を目標に向けておき、それをめざしてさらに高みへ登り続けるようにしましょう。」